いやぁ~、それにしてもただ今台風通過中です。 直撃ではないものの、サイパンの北、130マイルほどの所を中心が通過するとかで。 暴風半径が150キロ。強風半径が南西側330キロだそうで。 これを書いている時点で、明日の暴風警戒域半径が300キロとの予報。 もちろん、外はかなりの暴風雨です。 飛んでくる看板などに注意が必要でしょう。 以下、その5です。 メンデニィザは一周するのにさほど時間がかからない位の大きさである。 島を見ながらゆっくりとボートを走らせ、2ダイブ目までの水面休息時間をとる。 2ダイブ目のポイントは予め決められていたわけではなさそうで・・・ キャプテンとクルーとで、「確かあの辺に洞窟あったよな・・・」的な感覚で、 どこにしようか・・・と探りながらのクルージングとなり・・・ 結局、2周回した。 島には一箇所、向こう側が見える「アーチ状」の所があったり・・・ 面白い形をした岩があったり・・・ (雰囲気は以前にご紹介した島の近影をご参照下さい) 島の所々に見える崩れた形跡はまだ真新しく、軍事演習が行われたのも そう遠い日の話ではない事を窺い知れる。 物珍しそうに島を眺めるダイバーを、鳥たちが警戒の眼差しで見返している・・・ そんな時間が大半だったと思う。 さて、いよいよ2ダイブ目。 冒頭の写真はエントリー直後の一枚。 下はドン深ではないものの、うっすら水底が見えるくらい。 落し物をすると厄介だなぁ、という深さか。 島からそう遠くないところから入ったのだが、やや流れあり・・・で。 洞窟があるというポイントまで良い運動になった。 (ジェットを履いていって正解だった・・・笑) で、いよいよ洞窟に到着。 島がそのまま切り立って出来た壁に、ケーブがあった。 時間帯もちょうど太陽が高い時で、日差しが筋状になってクリスタルクリアな水に刺さり どこまでも抜けて見えるブルーに美しい模様を描いていた。 その筋状の光は、青く深い海の底へと収束していた。 上の写真はちょうどダイバーがケーブから出てきたところ。 なんだが一昔前の某ダイビング誌にありがちな絵ではあるが・・・。 で、僕もそのケーブ内へ。 いやぁ~・・・これまた神秘的な空間があるものだ・・・と。 サイパンのグロットほど広い空間ではないものの、絶景であった。 天井が青く光っているのは、そこに空気のある空間があるという事。 深度的にも深くなかったので、ゆっくりと浮上して顔を出してみた。 レギュレーターを外して、大きく息を吸い込んでみた。 もしかしたら、何万年も前からここにはこの空間が存在していて、 この空気はその頃のものかもしれない。 恐竜達が吸っていた空気。僕も吸っておこう・・・と。 ま、そんな事はありえないのでしょうが、仮にそうでなくても・・・ 外洋側から進入してきた僕にしてみれば、それは異空間の空気と言えるのは確かで。 例えば、スペースシャトルを乗り継いで地球以外の惑星に行き、 その惑星上にあるステーションで普通に呼吸するのと同じようなものかと。 ここに到達する為には、シャトルならぬ、スクーバが無ければ来れなかったわけで。。。 そう考えると、やっぱりダイビングって凄い。 結局僕はこの洞窟内で2ダイブ目の殆どの時間を費やした。 他のダイバーは暫くして更に未知なるポイントを探索に出たが、 僕はここで良い・・・と思った。 逆に、僕以外に誰もいないこの空間を感じたかった。 独り占めしたかったのかも知れない。 普段はダイバーが訪れる事もないであろう、このメンデニィザという小さな島の一角に こんなにも神秘的で静かな場所があるとは・・・ 今までにメンデニィザと、この青い空間が存在し続けてきた時間に思いを馳せてみた。 そこに見えたビジョンは・・・ 僕がここにいるのではなく、メンデニィザの中に僕がいた・・・・のであった。 僕の心が世界の中心ではなく、もっと大きな存在の中の ほんの一部を形成するとも言えない位に小さな自分がポツンと見えたのです。。。 その6へ続く daisuke 33 ※今頃、メンデニィザの鳥たちは大丈夫かな・・・
by daisuke_yanai
| 2009-10-03 19:02
| ダイビング
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