わざわざカナカナの名前で呼んでいるのだから和名はないものと思われる。 英名で Double bar anthias 二本線のハナダイというところだろうか。 何か和製英語っぽくもあるが。ま、いっか。 ちなみにこの英名とはあまり当てにならない場合もあるようで。 学者さんによっては(本によっては)全く別の英名が書かれていたりする事もある。 自分の名前を付けたいのか他の学者さんが付けた名前が気に食わないのか、 とにかく言うたモン勝ちみたいな感がある。 だから僕は別にこの魚がダブルバーと呼ばれようが何と呼ばれようが特に気にならないのだが。 大事なのは世界共通の名前、いわゆる学名と呼ばれるものであって これは英名のように好き勝手に付けて良いものではなく。 標本採取からDNA鑑定等々の学術的研究がなされた上で、 初めて「種」として認められた場合に付けられる名前である。 しかも学名はラテン語表記という決まりもある。 本によって英名表記が異なっていても、その後ろにある学名を照らし合わせれば 同じ種かどうかが分かるようになっている。 とまぁ、小難しい話はもういいとして。 このダブルバーアンティアス、まだ学名が付いていないらしい。 僕は魚類学者ではないので自分で調べられる範囲(グーグルと言ったりもする)で 調べるしかないのだが、要はこの魚はまだ種として同定されていない、 いわゆる sp 扱いという事らしい。 種として学名が付いていない魚などたくさんいるので・・・ 別にコイツにまだ学名が無くても何にも気にならないのだが。 要は種として研究する為に標本採取したり鑑定したりする事が難しい魚である・・・ という事なのだろう。 聞くところによると、パラオでは水深70m付近で見られる・・・との事で。 それだけ深くて数も多くなければ、これまでに採取される事がなかったとしても なんら不思議ではない。 ここまで長々と書いて来て、結局何が言いたかったのかというと。 それほどの魚が水深30mに満たないところでワラワラと群れている光景が見られるというのは ダイバーとして、ちょっとどころかかなり嬉しい事だったりする・・・という事。 サイパンで10年以上(それでもたかだか10年ほどですが)潜ってきて、 今までに見た事のなかった魚が突如として現れたというのは驚きであり、 ましてやその魚が他所ではえらく珍しい魚である・・・とか知ると。 メラメラと燃えてくるものがあって然るべきかと。 燃えてこないとウソでしょ・・・と。笑 それにしても、僕は燃えないと水中写真を出さないのか。 久しぶりに水中の話題でしたね。。。笑 daisuke 35
by daisuke_yanai
| 2011-03-26 20:44
| 水中写真
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