サンダーマスク ~激写の裏話~

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これを撮った時のことも鮮明に覚えている。
ヨコシマニセモチノウオ。愛称サンダーマスク。顔にある稲光が走ったような模様がその愛称の由来である。まだ若い個体で3、4センチと言ったところだった。

テニアングロットの穴の中、水深20m。当時はその壁に何個体か棲んでいて、いつも見つけては紹介していた。コイツは比較的深い所にいるので、この深度で見られるのはサイパンでも稀であった。

さすがにベラの仲間だけあって、チョロチョロする。
観る時ですら、ライトを指で覆ってその隙間からこぼれる光だけを当てるようにして観るのだが・・・それでも、その光を避けようと泳ぎまわる。。。

これを撮った時は、手持ちのライトを当てながらでは無理と判断。コイツがどこまで行くのかをまずチェック。そして棲家であるのかお決まりの避難場所であるのか・・・ある窪みに逃げ込むのを確認。

で、まずは手持ちライト(ターゲットライト)なしで、その窪みを撮ってみた。
この時、デジカメの液晶は真っ暗な状態なのである。
いつも言うように「どの位の距離から、どのくらいのズームで、どの位の大きさに写るのか」を確認しながら。。。

で、コイツが逃げ込んで来たら、ひたすら押し捲った。
この一枚をゲットするのに、何枚押したか分からないが・・・
当然、これはたまたま良い具合に写っているが、向こうを向いてるのとか・・・体が半分で切れてるのとか・・・色々あった。

結果として、一枚良いのがあった。それで良かったのである。コンパクトデジカメの遊び方の基本でもあろう。


この魚にしてもしかり。以来、こんなチャンスが巡ってくる事は無かったな。。。笑
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by daisuke_yanai | 2006-01-18 19:14 | ダイビング
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