そうする事で魚にも逃げられない。 前回は上手く着底する事で体の動きを止め、岩と化す・・・と書いた。 では着底する場所が無い時はどうするのか。 体の動きを止めるのは同じ。ただ今度は漂う藻になるのである。別にゴミでも草でも葉でも何でも良いのだが、要するに相手に自分の存在を感じさせない事。究極のところ「ダイバーだと認識させない」事である。 さて、上の写真は忘れもしない、僕が自分のデジカメを持って初めて海に入った時に撮ったものである。自分のカメラでどの程度に写るのか全く把握してない状態。が、キレイに写す為に最低限必要であろう点には留意して撮った。 その点とは、「寄ること」「内蔵フラッシュをバシッと当てること」。 そして一番大事だったのは逃げられないこと。 その結果、今では狙ってもなかなか撮れない一枚になった。 欲が無かったのである。「写したい」「撮ってやろう」という気が無かったのであろうと思う。「写るかなぁ」くらいの気持ちだった。 普段は泳ぎ回っているこの魚も、動きを止めてみせる時がある。この写真の場合、クリーニングされている時間である。そこを邪魔しないように、藻の如く漂うが如くに気を消して寄る。で、あとは押すだけである。 ごーまんかまして よかですか? 要するに上手く撮れるかどうかは、 岩になりきれるかどうか・・・・ 藻が漂う如く気を消しながらでも中性浮力がとれるか・・・・ 相手に逃げられないように近寄れるか・・・・ 自分のダイビング次第なのだ! 加えて、デジカメに腕前などないのだ!そこにあるカメラを誰が押そうと同じ絵が写るのだから。要はそこにカメラを置ける(持っていける)かどうか・・・ その瞬間に押そうと思えるかどうかなのだぁ! 水中でも冷静でいられる・・・そのダイビングテクニックを身に付けよ!! <撮る気=殺気>編 完
by daisuke_yanai
| 2005-09-01 18:02
| ダイビング
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