カテゴリ:ダイビング( 88 )

DIVEMAN



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ある時はカメラマン...
ある時はぐうたらな父親...
ある時は食い過ぎる男...
またある時は優しい夫...



そんな僕が満を持して変身します...





 その名を DIVEMAN...





2016年秋、出撃。



 

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by daisuke_yanai | 2016-09-21 19:11 | ダイビング | Comments(2)

a voyage.





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ボートは広い海を滑走する。


南国の朝の暖かな空気が、風となって僕の耳元で独特の調べを奏でる。





今日はどんなダイビングが待っているのだろうか。





a voyage.






キャプテンがボートを優しくリードします。










daisuke 35

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by daisuke_yanai | 2011-05-02 20:56 | ダイビング | Comments(0)

その6 (3ダイブ目)

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いよいよ3ダイブ目。

これまた予め決まっていたわけではなさそうで・・・
2ダイブ目の後、またゆっくりと島周りをクルージングしながら
以前にも来た事があるというクルーとキャプテンの記憶を頼りに、どこにしようか・・・と。


結局、3本目ということもあってか、見るからに水の澄んだ浅場が広がっているポイントに決定。
上の写真はエントリー前、かなり強引にAEブラケティング(露出を変えながら連写)で撮ってHDR合成した画像。
もちろん多少なりともボートは揺れるわけだが、それでもAEブラケティングを試みてみよう・・・
というくらいの揺れだったという事。普通にダイビングをするという感覚からすれば、揺れていないに等しい。



ご覧のとおり、浅場はエメラルドグリーンと言うかターコイズブルーと言うのか。。。
こういう海を見慣れてしまっている自分が何とも寂しい感じもするが、これからここに潜るのか・・・
と思うと、初めてサイパンに来てマニャガハ島へ渡った時の衝撃が蘇ってくるようでもあった。

僕がダイビングを始めるきっかけになった、あの衝撃・・・
その時からの歳月を思うと、人生色々あるなぁ・・・と。
なんだかダイビングしかしてこなかった様な気もするが・・・


まぁそんな歳月を経て、今ここにいられる自分があるわけで。
ま、それも良っか・・・と。笑




と、そんな事も考えてみたりしつつ・・・いざエントリー。



ボート下はそんなに深くない。だらだらと沖に向かって深くなっている感じ。
ケーブがあるという予め聞いていた方角へ泳ぎ始める。
上の写真からも見て取れるように、いかにもケーブがありそうな辺りへ。



比較的浅いところにケーブ発見。ケーブと言うかトンネル状に広がる空間がそこにあった。


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モデルは同僚のネルソン。笑
トンネル状なので、次から次へとダイバーが通って行く。


2ダイブ目のポイントでもそうだったが、僕はここに誰もいない時間を想像してみる。
僕らダイバーからすれば、「そこにケーブがあった」わけだが、ケーブにしてみれば
「今日はダイバーが来た」という感じか。

別にケーブを擬人化して物事を考える必要はないのだが、どうも人間とは自分を中心に考える傾向が強いようで・・・
良い意味でも悪い意味でも、そうした事から生まれる衝突が素で世界情勢が動いている様に僕は思う。


自分やら人間などとは全ての物事の中心であるはずもないのだから、悪あがきしてもどうしようもない・・・
と思えば、物事がかなりスムーズに運ぶようにも思えるが。。。


ま、そういった感覚に至れるのも、こういったケーブは僕らが生まれる前からここに存在していて、
今日はたまたま僕らが訪れただけ・・・と思えばこそ、と。



僕らが去った後もそこにあり続けて・・・
台風が来てもその波に耐えつつ・・・
もしかしたら地球が壊れるまであり続けるかも知れない。。。


水底に浮かび上がった、波の侵食による砂紋ではない「岩紋」というのか・・・
それらは結局、その溝に溜まった砂が波によって揺らされる事によって
岩盤を削って浮かび上がってきたものであろうから・・・

ここまでになるには相当の時間であったろう・・・と。


そんな時間をかけて出来上がってきたものが、アメリカの軍事演習で一瞬のうちに壊される可能性が
あるかと思うと・・・。何百年何千年も保ち続けた形が一瞬で壊れる。。。

ま、それも運命と言うのかも知れんが。。。悲しい。


さすが人間、どこまでも愚かだ。笑







とまぁ、そんな事も考えつつ・・・



せっかく僕もこんな空間に、僕の人生の内のほんの一瞬でも存在出来たわけだから・・・
観光名所ツアー参加者の如く、記念に一枚・・・と。



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恥ずかしかった訳でもないですが、誰もいなくなるのを待ってから撮りました。。。笑
(お、なんか派手なスーツを着たダースベーダーみたいだ。。。)







この空間に一言、ありがとう・・・と言い残して、ケーブを後にした。。。





外はこんな感じ。


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他のダイバーは何やらまだ先の方まで行ってきたそうですが・・・
そう欲張りでない僕は、先のケーブで十分満足でして。。。






こうして無事、激流に流される事もなく、メンデニィザでの3ダイブを終えたのでした。。。









子供の頃から遠足の最後に必ず先生に言われていた事・・・

家に着くまで遠足は終わってませんから、気を抜かない様に!






と言うわけで、完結編に続く・・・汗


(まだ引っ張るんかいな・・・・)










daisuke 33

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by daisuke_yanai | 2009-10-17 08:27 | ダイビング | Comments(5)

その5 (2ダイブ目)

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先日宣言させて頂いたとおり、1週間以内の更新とさせて頂きます。笑


いやぁ~、それにしてもただ今台風通過中です。
直撃ではないものの、サイパンの北、130マイルほどの所を中心が通過するとかで。
暴風半径が150キロ。強風半径が南西側330キロだそうで。
これを書いている時点で、明日の暴風警戒域半径が300キロとの予報。


もちろん、外はかなりの暴風雨です。
飛んでくる看板などに注意が必要でしょう。







以下、その5です。







メンデニィザは一周するのにさほど時間がかからない位の大きさである。
島を見ながらゆっくりとボートを走らせ、2ダイブ目までの水面休息時間をとる。


2ダイブ目のポイントは予め決められていたわけではなさそうで・・・
キャプテンとクルーとで、「確かあの辺に洞窟あったよな・・・」的な感覚で、
どこにしようか・・・と探りながらのクルージングとなり・・・


結局、2周回した。



島には一箇所、向こう側が見える「アーチ状」の所があったり・・・
面白い形をした岩があったり・・・
(雰囲気は以前にご紹介した島の近影をご参照下さい)


島の所々に見える崩れた形跡はまだ真新しく、軍事演習が行われたのも
そう遠い日の話ではない事を窺い知れる。




物珍しそうに島を眺めるダイバーを、鳥たちが警戒の眼差しで見返している・・・

そんな時間が大半だったと思う。







さて、いよいよ2ダイブ目。
冒頭の写真はエントリー直後の一枚。


下はドン深ではないものの、うっすら水底が見えるくらい。
落し物をすると厄介だなぁ、という深さか。


島からそう遠くないところから入ったのだが、やや流れあり・・・で。
洞窟があるというポイントまで良い運動になった。
(ジェットを履いていって正解だった・・・笑)




で、いよいよ洞窟に到着。




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島がそのまま切り立って出来た壁に、ケーブがあった。
時間帯もちょうど太陽が高い時で、日差しが筋状になってクリスタルクリアな水に刺さり
どこまでも抜けて見えるブルーに美しい模様を描いていた。

その筋状の光は、青く深い海の底へと収束していた。




上の写真はちょうどダイバーがケーブから出てきたところ。
なんだが一昔前の某ダイビング誌にありがちな絵ではあるが・・・。





で、僕もそのケーブ内へ。


いやぁ~・・・これまた神秘的な空間があるものだ・・・と。




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サイパンのグロットほど広い空間ではないものの、絶景であった。

天井が青く光っているのは、そこに空気のある空間があるという事。
深度的にも深くなかったので、ゆっくりと浮上して顔を出してみた。


レギュレーターを外して、大きく息を吸い込んでみた。


もしかしたら、何万年も前からここにはこの空間が存在していて、
この空気はその頃のものかもしれない。
恐竜達が吸っていた空気。僕も吸っておこう・・・と。



ま、そんな事はありえないのでしょうが、仮にそうでなくても・・・
外洋側から進入してきた僕にしてみれば、それは異空間の空気と言えるのは確かで。


例えば、スペースシャトルを乗り継いで地球以外の惑星に行き、
その惑星上にあるステーションで普通に呼吸するのと同じようなものかと。

ここに到達する為には、シャトルならぬ、スクーバが無ければ来れなかったわけで。。。
そう考えると、やっぱりダイビングって凄い。




結局僕はこの洞窟内で2ダイブ目の殆どの時間を費やした。
他のダイバーは暫くして更に未知なるポイントを探索に出たが、
僕はここで良い・・・と思った。


逆に、僕以外に誰もいないこの空間を感じたかった。
独り占めしたかったのかも知れない。



普段はダイバーが訪れる事もないであろう、このメンデニィザという小さな島の一角に
こんなにも神秘的で静かな場所があるとは・・・



今までにメンデニィザと、この青い空間が存在し続けてきた時間に思いを馳せてみた。



そこに見えたビジョンは・・・






僕がここにいるのではなく、メンデニィザの中に僕がいた・・・・のであった。







僕の心が世界の中心ではなく、もっと大きな存在の中の
ほんの一部を形成するとも言えない位に小さな自分がポツンと見えたのです。。。












その6へ続く









daisuke 33













※今頃、メンデニィザの鳥たちは大丈夫かな・・・

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by daisuke_yanai | 2009-10-03 19:02 | ダイビング | Comments(6)

その4 (1ダイブ目)

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いやぁ~・・・お蔭様でこの連休絡みはサイパンも大賑わいでした。
何とか僕も壊れることなく乗り切れましたが・・・
さすがにその後はこうしてブログをアップする気力、体力もないままに。。。

やっとこさ回復しつつありますので、頑張って「その4」アップさせて頂くことにしました。




以下、その4です。









いよいよエントリー。ポイント名は特に無し。

ただ一つ確かなのは、島から4キロ離れたリーフエッジという事。



エントリーはボート後方からジャイアント(足から大きく一歩踏み出す感じのエントリー方法)で。
ちょうどその真正面にメンデニィザが見える。


面前に広がる海面下には棚が広がっているのだが、その棚が遥かその島から続いているのかと思うと
何とも壮大な感じに襲われる。

メンデニィザは小さな島であっても、実はそれは大きな山脈の頂の一角が姿を現しているだけであって
そこに脈々と連なる山や台地が海面下に存在するのである。





特に「誰から入りましょう・・・」的なものはなかったが、とりあえず諸先輩方から入って頂き・・・
小心者の僕は皆が入っていく様子を伺いつつ、激流でないかどうかを確認してからエントリー。



いつも通りに潜降。流れが無いのを身体で確認。
水も抜群にキレイだ。


それから棚に目を移すと、そこには見慣れたサンゴが生き生きとしていた。
普段、サイパンの海で見られる魚達がそこにも棲んでいた。

海的にはさほど遠くへ来たわけでもないのだから、それはある意味当たり前の事なのだろうが
そんな当たり前とは分かっていても、普段見慣れたメガネゴンベなどを見ると何故かホッとした様な・・・
嬉しい感じがした。




とりあえず皆が泳いで行った方へ一緒に付いて行く。。。
すぐにエッジに出た。


皆がどこまで進んで行ったのか・・・写真を撮りながら後から付いていった僕には定かではないが、
とりあえず僕が行った範囲は底が見えないという程のスーパーなドロップではなく、
ただ確実に深くはなっているであろう事が想像できるドロップだった。


壁沿いには比較的浅い深度でカシワハナダイが見られた。
サイパンでも一部ポイントで見られるが、もう少し深い。


目の前をウメイロモドキ、クマザサハナムロの群れが通り過ぎて行く・・・。
その他、ホワイトチップ、ツマグロ、イソマグロ、ロウニンアジ、マダラトビエイ・・・
何だか普通に現れてきたような気がする。

彼らにしてみれば、ダイバーを見た事があるのか無いのか・・・
なんで今日はこんなにダイバーがいるんだ・・・的に、普段通りの道筋を通っていたに過ぎないだろう。




大きなナポレオンが4匹、ウロウロしていた。
どれもかなり大きかったがどうやら全てメスのようで、ウロウロしつつたむろしては力比べをし、
その中で誰が一番強いのかを決めてオスになるのだろう・・・と思った。

一瞬写欲も出たが、この1ダイブでは撮れる距離まで寄るのは無理だと判断・・・。
このダイビングの記念になる様に・・・としっかりと自分の目で眺める事にした。




この1ダイブ目のポイント、環境的にはサイパンでいうところの
バンザイ、ウイング辺りという感じだろうかと思う。







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どの道初めて潜るポイントでそんなに細かいところまで見られるはずもないかと・・・
後半は引き返してきたダイバー達を絡めながら、パチパチとスナップの練習を。


よくよく考えると、ワイドでダイバーやら景色なんかを撮る練習というか、そういった機会を
今まであまり作ってこなかったか・・・と。
ワイドを持って潜っても、独りぼっちのグロットだったり、カメ勝負だったり・・・



この1ダイブ目が、2ダイブ目以降でかなり参考になったかと自分では思う。




そうこうしている内に時間はあっという間に過ぎ、エキジットへ。




上がった後、ボート上には普段とは違うダイビング後の空気感があった。

普段はお客様ダイバーを潜り慣れたポイントへ案内するのが仕事のダイバー達だが
その日は皆、初めてのポイントを潜るファンダイバーと化していたわけで・・・

そんな彼らから発せられる言葉や空気の中には、サービストークや取り繕いのものは無く・・・
純粋にダイビングを堪能してきたという証だけがあった。
それが普段のダイビング後の空気とは何か違う・・・と感じた理由だと思う。






そんないつもと違う空気に包まれたボートは、島の沿岸にある2ダイブ目のポイントへ向けて
ゆっくりと引き返す様に舵を切った。








その5(2ダイブ目)に続く。。。











daisuke 33

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by daisuke_yanai | 2009-09-27 17:39 | ダイビング | Comments(16)

メンデニィザ   ~北島遠征記 その3

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いよいよ島の存在感が支配する海域に入った。


それまで大海原という大舞台で主役を演じてきたボートも、
メンデニィザという圧倒的な存在を前に、脇役にまわった感が否めない。



いつの間にか鳥たちもボートの周りに集まってきた。
今までにボートを見たことが無いわけではないだろうが・・・
何かを探るような視線を向けつつ、ボートのスピードに合わせて飛んでいる。

敵なのか、味方なのか・・・威嚇なのか、歓迎なのか。




ボート上のダイバー達は、そろそろ準備でも・・・といった具合にスーツなどを
引っ張り出し始めている。僕は1分あれば水着からスーツまでを着れるので、
先輩諸氏らが入り始めてからでも良いか・・・と。
まだカメラを首に提げたままにしていた。


そんな折、キャプテンがデッキに降りてきてブリーフィング。

ダイビングポイントは島を通り過ぎて、島から4キロ離れたところにあるリーフで・・・との事。
その時はちょうど9時くらいであったが、予定は9時45分頃、10時には1ダイブ目のエントリーを・・・と。


で、それまでの間、ランチを調達する・・・と。



まず、そんな島から4キロも離れたところにリーフなどがあるのか・・・?
というのが僕の第一の驚き。

万が一の大激流に備えてシグナルフロートは持参していたものの・・・
漂流中に人食いザメにでも襲われたらどうしよう・・・とか。笑
そんな事あるはずない・・・と思いながらも、この海域のサメはダイバーを見慣れて
いるはずもないから、とりあえず噛み付いてみて食えるかどうかの判断を下す・・・
という事がありえない話でもない。



第2の驚きというか、えっ?!と思ったのが、ランチを調達する・・・という彼の言葉。

要するにラインを出して魚が食いつくのを待つということだが、そんなに上手い具合に
食いついてくれるのかどうか。彼のあまりにも楽観的な言い方というか、食いつくのが
ごくごく当然の事の様に話す口調からして、物事そんなに甘くないでしょう・・・
的に捉えてしまう僕。



とまぁ、そんなこんなでダイビングスタートまではあと45分はあるという事だし・・・
島の近影をバシバシとカメラに収めていく事にした。


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メンデニィザには勿論人が住んでいるはずも無く・・・
陸地にいるものと言えば、羽を休める海鳥くらいなものであろうか。

時々調査ではヘリで人が訪れているようで・・・
たまたまかどうか、その日もヘリが一機、ボート上を飛び去っていった。


ボートはゆっくりと島の脇を航行していたのだが、ボートが近づくと一斉に
鳥たちが飛び立ち始める。スタジアムでウエーブが起こる様な感じ。
が、その様子はどうやら歓迎ムードなものではなく、むしろ警戒心から起こっている様に僕には見えた。

そんな鳥たちが飛び立つ光景を前に知ったことなのだが、
なんとこの島は、度々米軍機の演習の標的になっているらしい。
さっきから見てきた岸壁の、どこか真新しく崩れたような岩肌は、まさにそれら演習によって
刻まれたものだったのだ。
ミサイルを打ち込まれると思っているのだから、鳥たちも逃げようと一斉に飛び立つはずである。


その内、この島もどんどん崩されて小さくなっていくのだろうな・・・と。
愚かな話である。







一方でランチ用お刺身の方だが・・・

これまたビックリしたのが、垂らした(流した)ラインの先についている疑似餌を
鳥が狙っているのである。まさかそんな事はないだろうと思うが、本当にラインを垂らした
直後からその真上を鳥が付いて来だした。それも海面ギリギリまで降りてくる。
疑似餌を狙う魚を食いに来ているのかと思いきや、その疑似餌もそこそこ大きいのだから
それに食いつく魚となると到底鳥がくわえられる大きさであるはずもないかと。

以前に、トローリングで鳥が釣れた・・・という冗談めいた話も聞いた事があったが、
この時は、本当に鳥が釣れるぞ・・・と思った。もしや、ランチとは焼き鳥の事だったのか?



5分も経たない内に最初のヒット。本当に調達できた。。。笑




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で、更に立て続けにヒット。入れ食いである。。。汗
キャプテンのプランは、かなりの信憑性がある事が分かった。



これなら、島から4キロ離れたところにもリーフがあって、そこでダイビングが出来るんでしょう・・・と。
人食いザメの心配などせずに、キャプテンのプランについて行こう・・・と。


この時、僕は腹を決めた。。。











首尾よくランチ用お刺身を調達できた僕らは、一旦島を通り越して更に進む。

これまた驚いた事に、島からこんなにも離れているのに、ボートの脇から下を見ると・・・
なんとそこには薄グリーンに見えるリーフ(棚)が広がっているではないか・・・!

目測、水深10~12m。


キャプテンがどの辺りにアンカーを落とすか旋回していたのだが、
その時にはリーフエッジも確認できた。

群青というのか深い青と、薄グリーンのリーフの境目がくっきりと分かる。
おそらく、ドカ~ンと水底が見えないくらいに落ち込んでいるのであろう。
島から4キロも離れたところにある、スーパードロップオフ・・・。



果たして何が待ち受けているのか・・・。












僕はカメラをバッグに戻し、ここにきて初めて水着とスーツを手に取った。。。




















次はいよいよ水中写真の登場です!

首を長~くしてお待ち下さい!!笑






その4へ続く・・・














daisuke 33

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by daisuke_yanai | 2009-09-09 18:28 | ダイビング | Comments(10)

メンデニィザ   ~北島遠征記 その2

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Farallon de Medinilla  (メンデニィザ)






新艇「サンライダー号」は、いかにも若々しいエンジン音を轟かせながら
鏡のように凪いだ海面に白い航跡を真っ直ぐに描き続けている。
それは、真っ青な空にジェット機が飛行機雲を描くのに似ている。

二つのプロペラから湧き上がってくる、力強く白濁したウネリは、
またいつしか大海原に吸い込まれるように消えていく。



サイパンの中心部、ガラパンにある港を出てから
1時間半くらい経った頃だろうか・・・

遥か後方に、そこに島があると認識して目を凝らさないと見えないくらいに
サイパンが小さくなった所で、前方にはうっすらと、まだ小さくではあるが
確実に島が存在するのが分かるようになった。



Anatahan  (アナタハン) だと言う。



実は皆、北島遠征と聞いてワクワクドキドキしながら勢い良く船に乗り込んだものの・・・
どこまで行って、どんなポイントで潜るのか・・・よく把握していなかったのだ。
出航してから、目指すはアナタハンの手前の島、メンデニィザである・・・と聞かされたのだった。

アナタハンは見えても、その手前(厳密にはアナタハンの右手側)に島など見えてこず・・・
聞くと、メンデニィザはアナタハンよりもずっと小さく、平らな島だから・・・との事。
メンデニィザが見えないのに更にその向こうにある、今でも時々噴煙を上げるアナタハンが
見えているという事は、アナタハンがそこそこ大きい島であるという事なのだろう。




ボートは相変わらず力強く航跡を描き続けている。
後方の景色はサイパンが見えなくなっている点を除けば、特に何も変わらないままだ。



僕は、いつになったらその小さくて平らな島が見えてくるのか・・・と、
二階席にあたる操舵席に上がり、キャプテンの傍らに陣取っていた。
僕の首に下がっているカメラをみて、「Nice camera・・・ナィコン(nikon)」と。


キャプテンはアメリカ人で、いつもニコニコしていてとても朗らか人柄だ。
僕に話しかける時はわざとゆっくりと喋っていてくれるのか・・・と思いきや、
誰と話す時も(相手がアメリカ人であっても)ゆっくりとした語り口調なのだ。


しばらくしてキャプテンが、「漁船か・・・?」と独り言の様に穏やかに呟いた。
キャプテン自身は以前にもその島に行った事があったはずなのだが・・・
この日はあまりにも海が凪いでいたせいで、ボートが予想以上に早く目的地に
近づいていたのかも知れない。自分の目を一瞬疑った後、


「Oh~、メンデニィザだ・・・」 と。



僕もキャプテンに指された方に目を凝らしてみた。
確かに船のようにも見えるが・・・動いてなさそうだし・・・。


その頃には左前方にアナタハンの影がさっきまでよりもくっきりと見えていたのだが、
メンデニィザと思われる影はアナタハンと比べてはるかに小さく、船と見間違えるほどの大きさだった。
その小さい方の影が、アナタハンよりも手前にある島だというのだから・・・
メンデニィザの大きさが推測される。




キャプテンがデッキにいる者達に、目的の島「メンデニィザ」が見えてきたことを告げる。




その小さかった影も少しずつではあるが確実に大きくなり、
くっきりとした島の輪郭が見えるようになってきた。




おぉ・・・遂に来たか。。。





それまでうたた寝をしていた者も、デッキ後方でぼんやりとしていた者も
こぞって前方が見える場所へ集まりだした。

出航した直後にボートを覆っていた興奮が、再び目を覚ましたようだった。










出航してから2時間半。




僕らはメンデニィザの息吹を感じられる海域に到達していた。。。













その3へ続く・・・













daisuke 33

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by daisuke_yanai | 2009-08-28 19:09 | ダイビング | Comments(0)

北島遠征記

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台風8号の影響も薄れて、マリアナ諸島近海が
ベタ凪ぎになった8月中旬のある日、北島遠征が敢行された。


サイパンの属する北マリアナ諸島連邦は14の島から成るそうで・・・
南から順に、ロタ、ヤギ島、テニアン、サイパンと並び、それより北の島々を
「Northern Islands (北島諸島)」と呼んでいる。
今でも時折噴煙を上げる、アナタハンなどもある。



もちろん、僕自身、初遠征であった。


昨年からサイパンに就航したダイビングボートが、日頃のご愛顧に感謝して・・・
という意味もあるのだろうが、インストラクターを集めて北島遠征計画を打ち出したのだ。

総勢25名ほどだったか。スピアフィッシングでも数名乗り込んでいた。





午前6時集合、6時20分出航。
こんな朝早い時間帯からボートに乗ったのも初めてだったと思う。
まだ暗い中ではあったが、ボートが海面を滑るように進むあたりからして
この日がいかにベタ凪ぎであったか・・・今日、北島遠征をせずにいつするのか、
という程の海況。まさに奇跡の海況だった。


午前7時過ぎ。後方にサイパンが遠のいていく。
周囲は一面の大海原。ここまで外洋になると多少のウネリや波もありそうなものだが・・・
ボートは揺れることなく、新艇らしいスピードを保って滑走する。

サイパン島を、海の上からこんなに離れて眺めたのも勿論初めてだったので・・・
そのどんどん小さくなる島を見つめては・・・



あぁ、あの陸地が普段僕が寝起きしてる所なのか・・・と。


何やら感慨深いものがあった。笑






出航してから1時間程も経った頃には、各々が発していた出航時の興奮も少し冷めていた様で・・・。


遠くをぼんやりと見つめながら、物思いに耽っていらす方や
朝が苦手なのか、タンクに寄りかかって眠る方など。。。

ボート上には凪いだ時間が流れていた。









目指すは北島諸島の中で、一番サイパンに近い島・・・



Farallon de Medinilla




現地の人が メンデニィザ と呼ぶ島である。
ボート上の殆どのダイバーが初めて潜る場所・・・



どんな地形なのか、大物は棲んでいるのか、流れは速いのか・・・


そんな期待感を胸に、遥か遠くに小さくなりつつあるサイパンを眺めながら
同時にそれは、目指す島に刻々と近づきつつある事を意味するのだ・・・と。



まだ見ぬ島と、今日一日、これから繰り広げられるであろう冒険に思いを馳せる僕なのでした。














その2へ続く・・・













写真は、そんなボート上でのスナップ。
この日は、ここぞとばかりに陸用・水中用にカメラ2台を持って乗船。

自身初の撮影小旅行にもなった。。。笑











daisuke 33









※25日付けで「ガイド会ブログ」アップしました。是非ともご覧下さ~い!

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by daisuke_yanai | 2009-08-25 18:59 | ダイビング | Comments(4)

最強「紅伝説」 ~GW特別編

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Nikon D80  105mm  1/125秒  F/5  Grotto-10m  RAW  Capture NX


お蔭様で、激忙しくさせて頂いているサイパンっす。。。


リポDも、既に何ケース目に突入したことか・・・・
リポD屋も、僕みたいな者のお蔭でホクホクの事でしょう。。。笑
GWでダイバーがたくさん訪れると、そんな所にも効果が出るとは・・・


恐るべし、観光産業。。。






よっしゃ~・・・あと少しや。。。
最後の頑張りどころや。。。



これを乗り切ったら・・・・
思いっきり寝よ・・・・・・




寝かせて下さい。。。眠


で、写真、撮りに行かせてもらいまっせ!陸も海も。







さて、上の写真。
サイパンと言えばこの魚・・・というくらいの必見度5つ星、サイパンA代表の「ベニゴンベ」という魚です。

沖縄や他所の海ではかなり珍しいそうです。
感激の涙でマスククリアが必要になるほど・・・・かどうかは知りませんが、ま、それくらい希な魚だそうです。


焦点距離最短で待ち構えていた僕の前に突如として現れた、間違いなく度胸はサイパン最強であろう、A代表「ベニゴンベ」です。


なんか、ドラキュラっぽいカラーでお気に入りの一枚っす。








これまた強引に、「紅伝説」とさせて頂きました。。。








daisuke 32








追伸:先日、ネタが尽きつつある・・・・と申し上げましたが、まだもう少し大丈夫そうでした。。。
ので、また宜しくお願いします。笑
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by daisuke_yanai | 2008-05-05 23:58 | ダイビング | Comments(2)

最強「青伝説」 ~GW特別編

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Nikon D80  105mm F/2.8D  1/125秒  F/9  RAW  Capture NX



一生に一度、撮れるかどうか・・・
(それは大袈裟か)


久しぶりの会心の一撃。


GW特別編として公開させて頂きました。笑
(どこがどう特別なんやろ・・・ま、ええわ)





ネズスズメダイ・・・スズメダイの中でも最速の部類。

ファインダー内に青い閃光が走って見えるくらいに、とにかくすばしっこい。
撮ろう・・・と思う前に気が萎えてしまうくらい。。。


が、そこで萎えてたら一生撮れん。。。


よっしゃ!勝負じゃ!
くらいの勢いがないと・・・笑


全神経を集中させて撮った一枚です。




写っていたのは伝説の青。
(どこがどう伝説なのか・・・とりあえず伝説にしてみた)




最強の青です。













で、一体今、何時やねん。。。







daisuke 32
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by daisuke_yanai | 2008-05-03 01:17 | ダイビング | Comments(0)