嫁ファミリーは、と言うかサイパンの人達にとってBBQはごくごく日常の事であって・・・ 今日はたまたま母の日というだけで、特にコレと言って変わった事はなく。 朝から禁断の島へハイキング。 僕はこれには同行しなかったのだが、カイト、ヒロト、嫁はファミリー(子どもら中心)と 普段から仲の良い嫁の従姉とその旦那と行って来たようで。 デジカメの写真を見せてもらったが、高い岩場から飛び込んだりして。 地元の子らしく遊んできたみたいです。 お昼過ぎからBBQスタート。僕はここから合流させてもらった。 ドラム缶を縦に真っ二つにしたBBQスタンドで、薪を燃やすところから始まる。 その上には金網。どう見てもそこらのフェンスなのだが、その手作り感がまた素晴らしい。 いつも思うが、やっぱり彼らはたくましい。。。 ホットドック、チキン、スペアリブ・・・時間をかけてBBQ。 その間、ただ何をするわけでもなくビールを飲んでる。 BGMは庭に乗り入れた車のドアを開け放ってのラジオ。 日曜なのでチャモロソングのオンパレード。 そうこうしている内にどこからともなくファミリー(主に嫁のいとこ連中)が集まり・・・。 子どもらの数も膨れ上がって。20人弱。大半が10歳以下。 生後数ヶ月の赤ちゃんもいたりして。 10歳の子がその赤ちゃんを抱っこしてたり。 みんなでニワトリを追いかけたり、犬を追いかけたり。 薪用に採ってきた枝でチャンバラ始めたり。 男の子も女の子もサンダルで走り回っていた。 汗だくになった頃にBBQとライスが出来上がって、食べる。 大人はそのBBQをつまみ代わりにビールを飲んでる。水感覚で。 今日はサイパンの東側に面したカグマン地区に住む嫁のファミリー宅(宅というか敷地)でのBBQ。 青空が広がっていて気持ちよかった。 海からの風が駆け上がってくる地区なので、テントの下にいると尚の事心地良い。 日本人は僕だけ。 何だかそこで何もせずにただ座ってビールとBBQを食らっていると、 「こういう時間の過ごし方って勿体無い様な・・・」と思ってしまうのだが。 そこがまだまだ僕の、イケナイ事はないのだろうが、甘いところだと。 彼らを見ていると、やっぱりこういう時間の過ごし方って大事だな・・・と。 ここは日本とは価値観が全く違う場所であって、その中に自分を置いた時に少し戸惑ってしまうが、 では果たして自分の価値観がどこまで自分の人生にとって有意義なものなのか・・・と。 子どもらは子どもら同士、この先何年もかけて一緒に育っていく。 今ここにいる大人達も、子どもの頃から一緒に育ってきた。 そして一緒に老いて行く。 やれ世界がどうだこうだと言っても、株価がどうだとかネットがどうだとか言っても、 結局寂しく独りで生きて行くだけになってしまっては・・・ 職場の友人とか学校の友達とか言っても、結局互いに寂しさを紛らわす為に 互いの中に自分の居場所を確保しようとする・・・ 僕は日本で生まれ育ったから日本の事しかよく分からないけれども。 確かに日本は凄い。物質的にと言うか、暮らしていく上ではこの上なく恵まれた国だと思うが。 それだけのモノを追求した分、失くしてしまったモノも多いのではないか。 いや、失くしてしまったモノの方が遥かに大きいのではないか・・・と。 ここサイパンにいて日本の価値観の上に立って生きて行こうとするのは、やはり間違いだ。 僕独りなら何でも良いが、これからここで生きていくであろう僕の子どもらにとっては、 僕だけの価値観を教えていたのでは彼らが辛くなるだけだろう。 僕はカイトと話してみた。 彼は先日東京という異次元の世界を体験してきたばかりだから、尚の事話してみたかった。 あのビル群も世界の現実。 この空も海もココナッツツリーも現実。 この風を感じてみろ・・・ここがオマエが生まれて育ったところなんだぞ・・・と。 スイミングも勿論頑張ってほしい。 だけど、そこだけでなく、ここにも自分の居場所があって、彼らはオマエのファミリーなんだぞ、と。 彼の目、表情は、とても10歳には見えなかった。 僕がただ単に彼を「まだ10歳だから・・・」と思っていただけで、 もっと高い次元で僕の話を聞いていたと思う。 僕が10歳の頃よりもずっと大人だ。 結局夜までファミリーと時間を過ごした。 昼間は真っ青だった空には無数の星が輝いて見えて。 そんな星空を感慨深げに眺めるのは僕くらいで・・・ そこに集う彼らファミリー達にとっては、ごく当たり前の日常なんだな・・・と。 来週もBBQだそうです。。。汗 daisuke 34
by daisuke_yanai
| 2010-05-09 23:15
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