カイトが、男子8歳以下クラスで総合優勝だったらしい。 本人も、初めは何の事なのかよく分かっていなかった様子で・・・ 後日、トロフィーやらリボンやらを貰って、何となくどういう事なのか分かってきたみたいだ。 種目別・距離別の各レースで、順位毎にポイントが設けられていて・・・ 要するにたくさん出て、たくさん上位に入ればポイントが増すわけで・・・ が、当の本人は試合前も試合の最中もそんなポイントが設けられている事すら知らずに・・・ ただ、出ろと言われたレースに出て、全力で泳いで・・・ なぜこんなにたくさんの種目に出場させられるのか・・・考えてもみたのかもしれないが、とりあえずは与えられた試練のつもりで泳いでいたのだろう。僕が見た限りでも、本人はかなり疲れていた様子でもあったが・・・ それでも、最後まで諦めなかった。 前回の悔しさもあってか、泳ぎ切る事に執着していたのだと思う。誰に勝つとか負けるとか、そんな事考えてる余裕は無かったはずである。 今の彼に大事なのは・・・全力を尽くす事。諦めない事。 順位にこだわるのは、日の丸を背負った選手や、何かの代表として泳ぐ人だけで良い。 全力を尽くしたのであれば、順位は関係ない。2番でも3番でも何番でも良いのだ。 今回の彼にとっては、順位やタイムよりも重いもの・・・ 最後まで泳ぎ切る・・・という彼なりの目標があったのだ。 そんな彼の、最後まで泳ぎ切った結果を、大会を運営して下さる委員の方がカチカチと計算してくれていて・・・ それが結果として、今回たまたまそうだったと言うだけだ。 でもまぁ、親父としては正直嬉しかったりはするわけで・・・ とりあえずは、おめでとう。。。 という事で、今日の写真はその水泳大会の模様から。 同じチームの大先輩でもありキャプテン格でもある選手。彼が泳ぐ時は、ちびっ子みんなで大声援を送る。もちろんコーチ、大人もみんなで。 そんな彼も、ちびっ子が泳いでいる時には声援を送る。 スタート前には声をかけてあげる。。。 自分との戦いであるはずの競泳だが、それを通じて、頑張っている仲間を応援する・・・応援してくれる人の為に頑張る・・・という精神も育まれていくのだなぁ、と思った。 当たり前の様で、当たり前でなくなりつつあるもの・・・でもあると思う。 最後に、競泳の良い点でもあり、厳しくもある点は、タイムがあるという事だと思う。 仮に1位になっても、自己ベストを更新出来なければ、自己ベストを出した時の自分には負けているわけだし・・・ 仮に2番、3番であっても、自己ベストが更新出来ればもの凄く嬉しい。今までの自分に勝ったわけだから。 そういう意味で、次からは今回の結果が彼にとっての新たな試練となる。 これからが本当のスタートだとも言えよう。 加えて、僕自身にとってもこれからが更なる試練だとも思う。 頑張っている彼が、これからも頑張っていける環境を維持してあげなければならない。。。 かつて僕も、そうしてもらった様に・・・ daisuke 32
by daisuke_yanai
| 2008-03-03 23:21
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